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アジレント、高性能ネットワーク・アナライザ PNA-Xシリーズに13.5、43.5、50 GHzモデルを投入

 

 

非線形ベクトル・ネットワーク・アナライザは業界で初めて50 GHzに対応

2009年6月3日

 アジレント・テクノロジー株式会社(社長:海老原 稔、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、高性能ネットワーク・アナライザ「Agilent PNA-Xシリーズ ネットワーク・アナライザ」に、13.5、43.5、50 GHz(ギガヘルツ)対応の新モデルを投入、6月3日より販売・出荷を開始します。43.5、50 GHzモデルは、レーダや衛星通信アプリケーションなど、13.5 GHzモデルはワイヤレス通信などに最適なモデルです。各モデルとも、当社独自のPNA-X 非線形ベクトル・ネットワーク・アナライザ(NVNA)に拡張できます。43.5および50 GHzのNVNAは業界初となります。今回の新機種投入により、能動部品の開発や製造部門では、それぞれのアプリケーションに適した周波数帯のネットワーク・アナライザを柔軟に選択できるようになります。

 今回の新製品投入により、50 GHzまでの周波数を扱う航空宇宙防衛関連のエンジニアは、1回の接続で複数の測定を行うことができるPNA-Xの利点を享受できるようになります。各種測定機能や、経路切り替えスイッチ、信号合成用のコンバイナの内蔵により、測定システムのコスト削減、複雑な試験への対応、スループット向上、高確度測定、設置面積削減といった要求に応えています。レーダ、衛星用の高度な部品・モジュールの測定には、複数の機器を使用した複雑な測定システムが必要とされ、被測定物との接続も複雑です。PNA-Xでは、複数の機能を1台の測定器に収めることで、測定システム構築を容易にしています。測定システムに必要な測定器の数を最大半減できるほか、測定スループットも最大5倍程度に改善することが可能です。また、ウェハ試験においても、1回の接続で試験を行うことができるため複数回のプローブの接続を必要とした従来の手法と比べてプローブの接触による接続点の摩耗や傷を最小にすることができるため、高品質な測定が可能で、より正確な特性評価を実現することができます。50 GHz以上の測定が必要な場合には、測定周波数帯域ごとのミリ波システムに拡張でき、最大0.5 THz(テラヘルツ)までの測定が可能です。

 13.5 GHzモデルは、低価格でPNA-Xの性能、機能を使用したいとのユーザの声に対応した、ワイヤレス通信市場向け部品測定に対応する製品です。テスト時間短縮や測定システム数削減を実現します。たとえば、一般にローノイズ・アンプ(増幅器)の評価では、小信号での利得、整合、歪み、雑音指数など、複数の測定が必要となります。PNA-Xでは、これらの測定機能を1台のネットワーク・アナライザに集約しています。

 また、13.5、43.5、50 GHzとも オプションの追加により非線形ネットワークアナライザ(NVNA)に拡張が可能です。これにより、RFからマイクロ波帯まで幅広い領域でNVNAの利点を活用できるようなります。当社のNVNAは、非線形デバイス設計向けの業界初の測定環境です。この測定結果を活用することで、非線形デバイスの特性を詳細に把握することができます。また、NVNAを使って取得したXパラメータを、当社のEDAソフトウェア「Agilent アドバンスト・デザイン・システム(ADS)」で使用することで、線形および非線形部品のふるまいをシミュレーションすることができます。

 当社のコンポーネント・テスト事業部担当副社長兼ジェネラルマネージャのグレッグ・ピータース(Gregg Peters)は、次のように語っています。
「業界でもっとも広範にわたるアプリケーションに対応した新たなPNA-Xシリーズは、従来考えられなかったような柔軟性を実現しています。ユーザが測定を行う特定のデバイスの測定ニーズにあった周波数帯と測定機能を選択することで、不要な機能に対する費用を支払うことなく、最適な測定環境を構築することが可能となります。」

主な特長
*部品測定システムの核となるアナライザ:
被測定物を1回接続するだけで、さまざまな測定を行うことができます。たとえば、一般的なSパラメータ、パルスドSパラメータ、利得圧縮、二信号IMD(混変調歪み)、雑音指数などの測定が可能です。

*高性能信号源を2個内蔵:
第2信号源を内蔵した業界唯一の2ポート ネットワーク・アナライザです。高出力(+16 dBm)、低ハーモニック(-60 dBc)、広い掃引幅(40 dB)を実現しています。

*さまざまな測定アプリケーションを提供:
一般的なSパラメータに加え、パルスドSパラメータ、二信号IMD、高速高確度利得圧縮測定、ベクトルまたはスカラ校正による高確度ミキサ測定オプションなどを提供しています。

*信号経路切り替えスイッチを内蔵:
内蔵信号経路切り替えスイッチにより、ネットワーク・アナライザだけでは対応できない項目を測定する場合でも、内蔵スイッチを使い、ネットワーク・アナライザに接続した信号発生器などに切り替えることで、被測定物をつなぎかえずに測定を行うことができます。

*業界で唯一、パルス発生器とパルス変調器を内蔵:
パルス発生器およびパルス変調器を内蔵しており、簡単にパルス測定を行うことができます。これらの機器を外付けする場合と比べて、最大で30倍高速にパルス測定を行うことができます。

 「Agilent PNA-Xシリーズ」、およびNVNA技術についての詳細は、以下のウェ
ブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.com/find/pna-x
http://www.agilent.com/find/nvna

 製品写真は以下のウェブサイトからダウンロードいただけます。
http://www.agilent.com/find/PNA-X3_images

販売方針
*目標市場:航空宇宙防衛業界、高周波デバイス(アンプ、ミキサ、フィルタ)メーカ、送受信モジュールメーカの研究開発および製造部門向け
*参考販売価格(税込):
Agilent N5241A (13.5 GHzモデル) 14,843,643円から
Agilent N5244A (43.5 GHzモデル) 24,770,754円から
Agilent N5245A (50 GHzモデル) 27,417,267円から
(いずれも、IMD、利得圧縮測定、2ポート本体構成時)
*販売・出荷開始日: 2009年6月3日

 


アジレント・テクノロジーについて

アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、コミュニケーション、エレクトロニクス、ライフサイエンス、化学分析市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。19,000名の従業員を擁し、110カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2008年度、58億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp

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