|
マルチチャネル・アダプタにより、被測定物の接続時間を短縮
業界最速1マイクロ秒の平均化時間により光スイッチの過渡応答測定にも対応
2008年1月16日
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:海老原 稔、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、マルチプレクサや波長選択性スイッチなど、多チャンネルの光デバイス向けとして、当社初のマルチポート光パワーメータ「Agilent N7744A / N7745A マルチポート光パワーメータ」を発表、2月1日より販売を開始します。出荷開始は2008年3月を予定しています。販売開始後1年間で1億円の販売を目指します。
今回発表の「Agilent N7744A / N7745A」は、Oバンド(1260nm(ナノメートル)~1360nm)からLバンド(1565nm~1625nm)という広い波長範囲において、60dB(デシベル)以上のダイナミックレンジ、±0.02dBの直線性、±0.01dBのPDL(偏波依存性損失)といった高い測定性能を有する光パワーメータです。「Agilent N7744A」は4チャンネル、「Agilent N7745A」は8チャンネルに対応しています。複数ポートを搭載した光パワーメータは、当社としてはこの製品が初めてとなります。
この優れた測定性能により、波長選択性スイッチなどの高性能デバイスの測定などに最適です。また、マルチポートという特長を生かし、既存の多チャンネル分岐器の測定や、多数のデバイスの同時測定といった使い方もできます。
アジレント・テクノロジーでは、今回発表の「Agilent N7744A / N7745A」を、1月16日(水)から18日(金)にかけて東京ビッグサイトで開催される、通信システム、デバイス、次世代ネットワーク(NGN)関連機器の展示会「第8回 ファイバーオプティクスEXPO(FOE 2008)」内の自社ブースで展示します。
市場状況
次世代の光ネットワークでは、DWDM(高密度波長分割多重)に加え、光の波長により経路を切り替えるなどの多彩な機能を搭載したROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)などの装置が不可欠になると見込まれています。そのため、これらの装置に使われるマルチプレクサや波長選択性スイッチなど、多チャンネルの光デバイスの重要は、ますます高まってくると見られます。一方、通信事業者間の競争激化にともない、これらの装置やデバイスに対する低価格化の要求も厳しくなっています。そのため、多チャンネルデバイスに対応すると同時に、測定コストを下げることができる光パワーメータが求められていました。
アジレントでは、このようなニーズに対応するため、当社初のマルチポート対応で、測定効率や測定速度を改善した光パワーメータを開発しました。
主な特長
*マルチポートながら、1Uラックスペースの半分に収まる薄型・小型の筐体:
各ユニットがEIA(米国電子工業会)規格の1Uラックスペースの半分に収まる薄型・小型の設計となっています。この大きさに、8チャンネル(N7745A)、もしくは4チャンネル(N7744A)を搭載しているので、占有スペースを大幅に削減することができます。また、1測定ポートあたりの価格は既存のモデルの「Agilent 81636B」と比べて、約1/2となっています。
*チャンネルあたり1Mサンプルのデータを蓄積可能。データ転送も高速化:
チャンネルあたり1M(メガ)サンプルのデータ蓄積が可能です。また、既存機種で採用していたGPIBインタフェースと比べて高速なLANインタフェースおよびUSBを採用したことにより、多チャンネル・高分解能の測定データの蓄積・転送速度を大幅に改善しています。例えば、40~50チャンネルのデバイスの損失、PDL測定では、最大約1/10の測定時間を実現しています。
*被測定物接続時間を大幅に短縮するマルチチャンネル・アダプタを提供:
デバイスの複数のチャンネルをワンタッチで簡単に測定器に接続できる「マルチチャンネル・アダプタ」を開発しました。予め複数の被測定物にアダプタを接続しておけば、前の測定が終わったらすぐに次のデバイスの測定を開始することが可能となります。これにより、製造現場での被測定物接続時間を大幅に短縮することが可能となります。
*業界最速の1マイクロ秒の平均化時間を実現:
既存モデルの「Agilent 81636B」と比べて25倍高速となる1マイクロ秒の平均化時間(光検出器が光を検出してから、計測器内部で処理できるように信号を変換するまでの時間)を実現しています。これにより、光パワーメータのみで光スイッチなどの過渡応答測定が可能となりました。従来、このような測定を行なうには、光パワーメータのアナログポートから信号を出力し、オシロスコープなどで別途、測定を行なう必要がありました。
販売方針
*目標市場: マルチプレクサ、波長選択性スイッチ、光トランシーバなど、多チャンネルの光デバイスの研究開発、製造部門向け
*参考販売価格:
Agilent N7744A 約120万円から(4チャンネル。アダプタ込み)
Agilent N7745A 約180万円から(8チャンネル。アダプタ込み)
*販売開始後1年間での販売目標: 1億円
*販売開始日: 2008年2月1日
*出荷予定時期: 2008年3月
アジレント・テクノロジーについて
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、コミュニケーション、エレクトロニクス、ライフサイエンス、化学分析市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。19,000名の従業員を擁し、110カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2007年度、54億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp
# # #
お客様からのお問い合わせ先:
計測お客様窓口 電話:0120-421-345
|